今回の合弁会社の設立の目的は、両者の有する技術を結集し、次世代の航空移動手段の可能性を拡げることだ。同合弁会社は、6月19日～6月25日に開催される第54回パリ航空ショーにおいて、空飛ぶクルマ向けに製品およびサービスを提供し、Urban Air Mobility市場へ新規参入することを発表する予定だ。
また、同合弁会社は、両社の最先端技術を活用することで、eVTOL向けに電機駆動システムの開発、製造、販売を行う。将来は、eVTOLだけではなく、さまざまな電動航空機に電機駆動システムを提供する予定だ。両社のブラジルやメキシコの既存工場を活用して製造を開始するという。

■Embraer President 兼 CEO Francisco Gomes Neto氏のコメント
イノベーションは将来の成長の原動力であり、戦略計画の重要な柱です。この度、ニデックと戦略的パートナーシップを組むことにより、航空分野へ新しいソリューションを提供できることを非常にうれしく思っております。また、航空市場における電機駆動システムの需要は急速に高まっており、ニデックとEmbraerが手を組むことにより、持続可能な航空の未来に向けて、先進的な製品開発を着実に推進できると確信しています。

(出典：ニデック Webサイトより)