同プロジェクトは、欧州日産を含む5つの業界パートナーからなるコンソーシアムによって実施され、政府とコンソーシアムパートナーが共同で資金を拠出しているものだ。今後21カ月間にわたり、英国における将来の自動運転技術の大規模展開に向けた英国のサプライチェーンの準備を技術的にサポートする。

また、同プロジェクトには、TRLの協力の下、住宅地で先進的な自動運転技術を試験的に導入する欧州日産の取り組みも含まれている。具体的には、防犯カメラ等のインフラを活用することで、V2I技術をどのように利用できるかについての試験研究を行うという。くわえて、自動運転車の配備をさらに支援するための新たなV2I技術の開発も視野に入れているとのことだ。

ほかにも、欧州日産は、複雑な地方の道路で新たなV2I技術を試験的に導入する。そして、地方や都市間のコミュニティで多く見られる幹線道路や細い路地に自動運転モビリティがどのような輸送機会を提供できるか、その可能性を探る予定だ。なお、同社は、「evolvAD」を通じて、他の走行環境における試験や試験走行を行うことで、自動運転技術とその能力をさらに高めていくと述べている。
(出典：日産 Webサイトより)