日産とWayve社が協業 AI搭載モデルを2027年度に国内販売予定
2025/12/11(木)
日産とWayve社は12月10日、開発を進めている次世代運転支援システム「プロパイロット」を幅広い車種に搭載していくための協業契約締結を発表した。このパートナーシップにより、Wayve社のエンボディドAIソフトウェアと日産の先進技術を融合し、ADAS(先進運転支援システム)とポイント・ツー・ポイントの高度な自動運転を実現するという。
日産は2025年9月にWayve社の最先端エンボディドAI技術を自動運転に適用したソフトウェア「Wayve AI Driver」と、次世代のLiDARを活用した日産のGround Truth Perception技術を組み合わせた、次世代「プロパイロット」の開発試作車を公開。高速道路だけでなく、市街地の複雑な道路環境においてもスムーズで安全な運転支援を実現している。今回の協業契約締結により、日産は今後、「Wayve AI Driver」の技術を活用することで次世代プロパイロットシリーズの機能や利便性をさらに向上し、日本や北米をはじめとするグローバルな市場に投入することで、幅広いユーザーのニーズに応えていくという。さらに、2027年度にWayve社のAIを採用した次世代「プロパイロット」を搭載した最初のモデルを国内で販売する予定とのことだ。
▼関係者のコメント
■日産 社長 兼 最高経営責任者 イヴァン エスピノーサ氏のコメント
日産が培ってきた高度な自動運転技術に、Wayveが誇る最先端のAI技術を組み合わせることで、クルマの運転支援をこれまでにない次元へと高めていきます。両社が共同で開発する次世代「プロパイロット」を幅広い車種に搭載し、グローバルに展開することで、より多くのお客さまに安全で快適な運転体験を提供し、インテリジェントな未来の創造に貢献します。今回の合意は、日産がモビリティを革新し、よりクリーンで安全、自由な移動を実現していくための重要な一歩となります。
■Wayve社 共同創設者 兼 最高経営責任者 アレックス ケンダル氏のコメント
日産は、エンボディドAIの量産化に向け、世界の自動車メーカーの中で先頭を走っています。私たちは、次世代のインテリジェントな運転技術を世界中のお客さまに届けるため、日産とパートナーシップを組めることを誇りに思います。Wayveの急速に進化するAIと、日産のエンジニアリング力とグローバルな展開力を融合することで、安全で心躍る自動運転モビリティの革新を加速させることができます。
(出典:日産 Webサイトより)








