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日産、Sunwodaと次世代型バッテリー共同開発の検討を開始

2020/6/22(月)

SuwodaのHZ工場。

SuwodaのHZ工場。

日産自動車株式会社(以下、日産)と中国・深圳に本社を構える欣旺达电动汽车电池有限公司(Sunwoda Electric Vehicle Battery / 以下、Sunwoda)は、次世代型バッテリーの共同開発について検討を開始することで合意した。今後、両社は具体的な共同開発の内容と条件を協議の上、2020年末までの最終合意を目指す。

今回、共同開発について検討が開始されたのは、日産の主力車に使われる駆動システム「e-power」に使用されるバッテリー。Sunwodaは、主に一般家電向けや車載用リチウムイオンバッテリーでグローバルに高い実績がある。日産は、Sunwodaの持つ高い技術力を生かしたい考えだ。

「e-power」は日産が主力に据える駆動システムの一つであり、100%モータードライブがもたらす力強い走行性能と高い静粛性が高い評価を得ているという。車両の電動化を積極的に推進するためのカギとなる製品であり、今後はグローバル市場の商用車、自家用車向けに投入する。電気自動車と合わせた電動化技術搭載車の販売台数は、2023年度までに年間100万台以上を見込む。

今後、両社は日産が持つ電動車両や車載用バッテリーを開発する技術やノウハウと、Sunwodaの次世代バッテリー開発の技術と生産能力を掛け合わせることで競争力をさらに強化する。加えて、中国市場とグローバル市場における今後のビジネスチャンス拡大を見据え、バッテリーの安定供給体制の確立についても共同で検討していくという。

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