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NTTデータとunerryが資本業務提携 混雑度マップなど提供へ

2020/6/22(月)

写真:Adobe Stock

株式会社NTTデータ(NTTデータ)と、株式会社unerry(以下:unerry)は6月18日、移動と目的地でのサービス利用に関わる課題を解決し、新たな移動体験を得られる社会の実現を目的に、4月15日に資本業務提携を締結していたことを明らかにした。
NTTデータの顧客基盤およびシステムインテグレート・アジャイル開発力に加え、unerryの地下街や施設内など広範囲で人々の行動を見渡せる「オフライン行動ビッグデータ」を活用し、買い物や旅行などの移動をより快適にする新たなサービスを提供していく。

まず、6月18日から「おでかけ混雑マップ」アプリを無償で提供する。このアプリはアフターコロナの3密回避と安心・安全な移動を支援することを目的に開発され、全国約2.8万店のスーパーやドラッグストアなどの曜日・時間帯別混雑傾向が調べられるもの。

unerryが公開中の「お買物混雑マップ powered by Beacon Bank」に、NTTデータのTwitterデータ活用サービス「なずき」を組み合わせることで、店舗別の混雑傾向だけでなく、ユーザーのつぶやき情報を確認し、お店の状況を把握できる。

今後は、対象店舗の拡大、Twitterデータ分析から得られる外出に役立つ情報の提供、利用プラットフォームの追加(iOS)、混雑予測機能などの機能を順次追加していく。

おでかけ混雑マップアプリの画面イメージ

おでかけ混雑マップアプリの画面イメージ
NTTデータ プレスリリースより



■2020年度内に「モビリティ・コマースサービス」のサービス提供を

モビリティ・コマースサービスサービスでは、自動車やバスなどで移動する消費者と、飲食店や商業施設・観光地などの事業者をつなぎ、各業界のサービスを一体で提供できる。また、人流ビッグデータなどから消費者の好みを理解し、個人に合わせたレコメンドやコンテンツの提供も可能だという。

現在、外部サービスとの接続を試行する移動事業者(自動車OEM、カーシェア、MaaSオペレーター等)やサービス事業者(小売・観光・商業施設等)数社と、「モビリティ・コマースサービス」の検討を開始し、一部では実証実験を実施している。今後も、多くの移動事業者、サービス事業者との連携を目指す。

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