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NTT com、遠隔監視型パーソナルモビリティのシェアサービス実証開始

2023/2/2(木)

実証の様子

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、遠隔監視型の小型パーソナルモビリティを活用したシェアリングサービスの実証実験を実施する。2月1日付のプレスリリースで明かした。

改正道路交通法の遠隔操作型小型車に係る規定が2023年4月1日に施行を予定しており、今後さまざまな分野でのロボットの活用が一層進むと想定されている。NTT Comは、この法改正を踏まえ、警備ロボットやフードデリバリーロボットを活用した実証実験、自動運行バスを活用した実証実験などに取り組んできた。

同実証は、NTT Comが内閣府から受託した「先端的サービスの開発・構築等に関する調査事業」の一環として、茨城県つくば市(以下、つくば市)の協力のもと実施する。目的は、つくば市宝陽台地区における、高齢者など移動手段に制約のある人向けのラストワンマイルの対策だ。

同時に、パーソナルモビリティが歩道を走行するにあたり、利便性と安全性が両立する適正な通行速度などについて検証・取りまとめを行い、社会実装に向けた運用や環境の整備を推進する。

具体的な実証内容としては、「遠隔監視型の小型パーソナルモビリティを活用したシェアリングサービスの提供」と「小型パーソナルモビリティの位置情報と走行エリアのリアルタイムな天気情報を連携した遠隔管制」を実施する。

「遠隔監視型の小型パーソナルモビリティを活用したシェアリングサービスの提供」では、宝陽台自治会館、つくば市宝陽台地区に設置した3カ所の乗降場所からバス停まで利用することができる。利用希望者は、事前に予約し、指定の時間に乗降場所に来てもらうことで利用できる。なお、安全確保のため、走行中の小型パーソナルモビリティには保安要員が付き添う予定だ。

「小型パーソナルモビリティの位置情報と走行エリアのリアルタイムな天気情報を連携した遠隔管制」では、遠隔監視室で遠隔管制を行うことで、安心安全な移動をサポートする。実施期間は、2023年2月1日~28日の予定だ。

なお、NTT Comは、遠隔監視型の車両やロボットが安全に走行するだけでなく、利用者の利便性を向上させるサービスの提供を実現する。そのために、さまざまな外部データの収集や分析、データ連携を可能とするプラットフォームの提供を目指すと述べている。

実証のイメージ



(出典:NTT com Webサイトより)

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