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NTT Com、自律走行パーソナルモビリティの精度向上等の実証実施

2023/2/2(木)

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、自律走行パーソナルモビリティの実用化を目指し、自律走行精度向上に向けた技術、および実用性を評価する実証実験を2月から開始する。2月1日付のプレスリリースで明かした。

同実証は、千葉県幕張新都心エリアに位置する稲毛海浜公園とイオンモール幕張新都心周辺で実施する。千葉市では、都市の回遊性向上やラストワンマイルの課題解決、交流人口の増加による街全体の賑わい創出などを目標とした「パーソナルモビリティ社会実装サポート事業」を推進中だ。NTTドコモグループは、同事業における実証実験を2019年から取り組んでいる。

稲毛海浜公園で行う実証の目的は、位置情報の誤差を数メートルから数センチの精度まで高めることだ。2021年度の実証では、自律走行の自己位置推定に利用したレーザーセンシング技術を活用した。今回の実証では、同技術にくわえて、「docomo IoT高精度GNSS位置情報サービス」も併せて活用する。同時に、公園施設利用者と施設運営者に自律走行パーソナルモビリティによる荷物運搬を体験してもらい、実用性を評価する。実施日は2月4日の予定だ。

一方、イオンモール幕張新都心で行う実証では、「docomo IoT高精度GNSS位置情報サービス」とレーザーセンシング技術を自動的に切り替えるなどを実施。これにより、ショッピングモールの周辺道路(公道)と店内の屋内外を意識しないシームレスな自律走行の実現を目指す。また、複数名のモニターに、ショッピングモール内での自律走行パーソナルモビリティの乗り捨て(乗り捨て後、自律パーソナルモビリティは無人で起点ポートへ移動)を体験してもらい、実用性を評価する。こちらの実証は、2月8日、9日に実施する予定だ。

なお、NTT Comは、同実証で抽出された課題や評価を基に、自律走行パーソナルモビリティの技術や実用性の追求に取り組む。これにより、「パーソナルモビリティ社会実装サポート事業」のさらなる推進に貢献すると述べている。

(出典:NTT com Webサイトより)

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