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OsakaMetro、万博を見据え自動運転レベル4等の実証実験実施

2022/11/14(月)

使用する車両
(イメージ)

大阪市高速電気軌道株式会社(以下、OsakaMetro)は、2025年大阪・関西万博会場への来場者輸送を見据えた自動運転バス等の実証実験を2022年12月~2023年1月に実施する。11月7日付のプレスリリースで明かした。

同社は、自動運転車両を核とした次世代の交通管制システムの提供を目指した実証実験を2022年3月1日~4月26日に実施した。今回の実証実験は、万博会場を想定した舞洲のテストコースを中心に、自動運転レベル4(前回はレベル4相当)の実証や一部自動運転車両の遠隔操作を行う。



また、同実証では、改正道路交通法でレベル4実装の条件となる複数の車種・台数の自動運転車両を遠隔監視する。さらに、夢洲・舞洲などの公道上で、万博会場へのアクセスルートを想定し、今回は新たにGPS受信不良エリアでも自動運転が可能な特殊塗料を用いた自動運転走行の実証も行う予定だ。

具体的には、テストコース内での自動運転、公道での自動運転、遠隔監視の3種類の実証を行う。テストコース内での自動運転は、パーソナルモビリティが混在する環境下での信号協調を含めた自動運転レベル4とレベル2の2種類の小型バスの走行実証を実施する。(周辺公道はレベル2)

公道での自動運転は、信号協調、およびGPSが入りにくい場所における自動運転用塗料「ターゲットラインペイント」※を用いた自動運転レベル2(部分運転自動化)で走行する。

 ※ 自動運転車両に搭載されるLiDARセンサーが認識できる特殊塗料。走行経路に塗装されたペイントを認識・追従することで自動走行を実現できるため、GPS受信不良エリアでの自動運転を可能にする。また、アスファルトと同化しやすい色のため、ペイントが道路の路面標示を誤認させるリスクがなく、公道での塗装も可能。(プレスリリースより)

遠隔監視は、監視者一人による5G環境下における複数車種、台数の自動運転車両の一元管理、およびテストコース内での一部自動運転車両を行う。さらに、5Gと位置情報を用いて、利用者が移動時間を楽しめるコンテンツ等の配信による快適な車内環境を実現する予定だ。くわえて、さまざまなモビリティが走行することにより生じるリスクの把握や自動運転走行におけるトラブル対応を検討するという。



(出典:OsakaMetro Webサイトより)

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