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NTT Com、IOWN等を活用した路線バス自動運転実証を千歳市で実施

2024/11/18(月)

実証イメージ

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は11月15日、北海道千歳市(以下 千歳市)における「令和6年度千歳市自動運転実証調査業務」において、IOWN※1や5Gワイド※2を活用した路線バス自動運転実証を2024年11月に実施すると発表した。

同実証の目的は、地域公共交通機関のひとつである路線バスの運転手不足に対応する自動運転の社会実装の実現だ。さまざまな産業や地域課題を解決する事業コンセプト「HOKKAIDO IOWN CAMPUS」の取り組みの一環として行う。

具体的な取り組み内容としては、千歳市で運行している路線バスと同規模のバスに自動運転システムを搭載し自動運転レベル2で運行する。また、乗客が自動運転バスに乗降する際はバス停に固定した監視カメラの映像を高速大容量・低遅延のIOWN APN※3で遠隔監視室へ伝送。自動運転バスから約50km離れた遠隔監視室へタイムラグが少ないリアルタイムな映像を伝送し、運転手や乗務員が不在の自動運転バスにおける「乗車時の安全確認」を検証する。

さらに、自動運転バス走行時には5Gワイドを用いて、車両情報や映像によるリアルタイムでの遠隔監視を行う遠隔管制を実施する。パケット優先機能を実装した5Gワイドを用いることで、通勤ラッシュなどの混雑環境下でも安定した伝送が可能か検証するという。

なお、同社は、千歳市の公共交通機関のさらなる利便性向上、運転手不足に対応する自動運転の社会実装を目指し、複数の自動運転バスを一括遠隔制御監視する統合遠隔管制センターの実現など、さらなるIOWNの活用を検討する。そして、北海道を起点にIOWNの社会実装を拡大し、企業、自治体、学術機関とともに北海道の産業復興や街づくりを進め、社会課題の解決・地域創生に貢献していくと述べている。

※1 最先端の光技術などを使って豊かな社会を創るためのネットワーク・情報処理基盤構想のこと。
※2 NTT Comの5G総合コンサルティングサービスdocomo business プライベート5Gのメニュー。スライシングにも活用可能な無線ネットワークのパケット優先制御機能により、混雑エリアや時間帯においても通信の安定化・速度向上が可能。通勤ラッシュなどの特定時間帯や都市部・観光地などの混雑したエリアにおけるLTEや5G通信の不安定に対しても安定した伝送を実現する。
※3 ネットワークから端末まで、すべてにフォトニクス(光)ベースの技術を導入したオール光ネットワーク。(プレスリリースより抜粋)


(出典:NTT Com Webサイトより)

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