同実証は、NTT Comが内閣府から受託した「先端的サービスの開発・構築や先端的サービス実装のためのデータ連携等に関する調査事業」の一環として、つくば市の協力のもと実施するものだ。高齢者や移動に制約のある人、駅から周辺施設を利用する人を対象に実施する。

また、同実証では、NTT Comが提供するロボットの運行オペレーションサービス「RobiCo」を活用。遠隔操作のみでの走行を行うなど実証内容を拡充し、さらに社会実装に近づけることを目的として実施する。くわえて、パーソナルモビリティの遠隔運用オペレーションの効率化による事業性向上に向け、遠隔監視の一部をAIカメラにて代替した場合の運用オペレーションの検証を行う予定だ。

くわえて、同実証では、「つくば駅前での移動サービスの提供」と「自治会館を拠点とした移動・買い物支援サービスの提供」を実施する。「つくば駅前での移動サービスの提供」では、つくば駅を起点に、パーソナルモビリティを活用した近距離移動および荷物搬送サービスの提供に関する実証を行う。ロボットによる荷物のポーターサービスをトライアル実施し、つくば駅周辺における、人の移動や荷物搬送に関するニーズを把握する予定だ。1月9日～1月17日に実施する。

一方、「自治会館を拠点とした移動・買い物支援サービスの提供」では、パーソナルモビリティを活用した移動支援サービスおよび自治会館を拠点とした買い物支援サービスをトライアルを実施。その利便性や事業性について検証を行う予定だ。ネットスーパーの想定配送拠点として自治会館を活用し、自治会館から自宅付近まではパーソナルモビリティで移動する。これにより、注文商品を自宅まで持ち帰る負担を軽減することができる。今回の実証では、予め準備された商品を使って模擬的にサービスを体験してもらう予定だ。1月18日～1月31日に実施するという。

なお、NTT Comは、自動走行ロボット管制サービス「RobiCo」の提供により、ロボットの社会実装を後押しするとともに、ロボットの利活用による社会課題の解決に貢献すると述べている。



（出典：NTT Com Webサイトより）