オムロン、EVの充放電時間を最適化する「どこかde ENEマネ」実証開始を合意
2024/6/5(水)
ENEOS Power株式会社とオムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(以下、OSS)は6月4日、岡山県倉敷市においてEVの充放電時間を最適化する「どこか de ENEマネ」の実証を2024年度下期から開始することを合意した。
この実証では、駐車中のEVおよびOSS製のV2X機器を使用し、目的地における充電時間と放電時間を遠隔で制御する。具体的には、V2X機器経由にて取得した電池残量などの車両情報を基に、電力の価格が安い時間に充電、高い時間に放電されるようV2X機器へ充放電時間等を指示する。
また対象となるEVの駐車時間のデータと充放電制御結果のデータを収集し、VPP※リソースとしてEVの有効性を検証する。
※分散型エネルギーリソース(再生可能エネルギーなどの自家発電設備・蓄電池・電気自動車等)を一括で遠隔・統合制御し、あたかも一つの発電所のような機能を提供する仕組み。(プレスリリースより)
両社は、EVの活用による電力需給調整力を高めることで、持続可能な社会への貢献を目指す。