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自動宅配ロボットの配送ルート最適化 オプティマインドが実証実験参画

2021/4/8(木)

ルーティング結果画面

株式会社オプティマインド(以下、オプティマインド)は2日、茨城県筑西市の協力の下で、三菱商事株式会社(以下、三菱商事)、三菱地所株式会社(以下、三菱地所)、東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動)が実施する、自動配送ロボットによるラストワンマイル配送の実証実験にパートナー企業として参画すると発表した。

三菱商事・三菱地所・東京海上日動は、2020年12月4日から11日まで岡山県玉野市で、自動配送ロボットによるラストワンマイル配送の実証実験を行った。オプティマインドはこの実証実験において、自動配送ロボットが公道上で走る配送順と走行経路を事前予約の顧客注文情報を基に計算するという形で支援した。第二弾となる茨城県筑西市の実証実験では、入力した顧客注文情報などを基に計算した配送順と走行経路を自動配送ロボットに提供することで、ラストワンマイル配送を支援する。



2020年7月に閣議決定された政府の「成長戦略実行計画」においても、低速・小型の自動配送ロボットの社会実装に向け「遠隔監視・操作」型の公道走行実証を可能な限り早期に実現し、その結果を踏まえ制度設計の基本方針を決定するものとされており、今回の実証は、こうした政府方針を踏まえて行われる。

オプティマインドは、今回の実証実験においてルート最適化システム『Loogia』で最適な配送順番を計算し、この計算結果を株式会社ティアフォーの開発する自律走行ロボット「LogieeSS」にAPIを通じて提供する。具体的には、注文を受けたオペレーターが顧客注文情報を入力し「注文確定」をすると、自動的に「Loogia」が計算を行い、その計算結果が「LogieeSS」の走行スケジュールとして登録されるという流れだ。

顧客注文情報入力画面



今回の実証実験は、注文から配送完了まで人の手を介在することのないシームレスな連携を実現しており、自動配送ロボットによるラストワンマイル配送の未来を切り開く取リ組みだ。なおオプティマインドは、未来社会においても、自動運転をはじめとしたあらゆるラストワンマイルモビリティの意思決定を担う技術を提供し続け、「世界のラストワンマイルを最適化」すると述べている。

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