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大阪ガスら、遠隔AIエネルギーマネジメントを用いたサービス提供開始

2023/8/4(金)

自動VPP制御と
省エネ制御のイメージ

大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)らは8月1日、遠隔AIエネルギーマネジメントシステム「Energy Brain」を用いたサービス提供開始を発表。さらに、「一体型スマートマルチ」との連携も開始している。

今回の取り組みは、大阪ガスと大阪ガスの100%子会社のDaigasエナジー株式会社で実施する。「一体型スマートマルチ」は、パナソニック株式会社 空質空調社が製造し、パナソニック産機システムズ株式会社が2023年4月に販売開始している。

また、「一体型スマートマルチ」は、ガスヒートポンプエアコンと電気ヒートポンプエアコンを一体化したコンパクトなビル用マルチ空調だ。ガスと電気の2種類のエネルギーを使用し、空調負荷に応じた最適な省エネ制御を行う。これにより、空調の快適性を維持しながらデマンドレスポンス(以下、DR)に対応できる。

一方、「Energy Brain」は、予測機能、データ収集・分析・蓄積機能を有するクラウド型の「遠隔指令システム」と、負荷設備等のデータ収集や制御信号を出す「制御端末」で構成されている。さらに、「Energy Brain」には、Daigasグループ独自のAI制御が搭載されている。これにより、自動VPP制御や省エネ制御を実現する。

今回の連携により、一般送配電事業者等から電気の需要量の引き下げ指令があった場合、「一体型スマートマルチ」は、運転モードをガス単独運転やガス優先運転に自動変更し、ガスエンジンの動力で空調を継続する。これにより、最大能力運転時などを除き空調能力を下げることなくDRに対応できるため、空調の快適性を維持することができる。くわえて、遠隔自動制御により、ユーザーに負担をかけない電力需要抑制が可能だ。

なお、Daigasグループは、さまざまなステークホルダーとともに社会課題の解決に資する価値「ミライ価値」を創造する。そして、「時代を超えて選ばれ続ける革新的なエネルギー&サービスカンパニー」への進化と、持続可能な社会の実現への貢献を目指していくと述べている。




(出典:大阪ガス Webサイトより)

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