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パナソニックの通信方式、国際標準規格に承認 スマートシティ等にも対応

2022/1/12(水)

パナソニック株式会社(以下、パナソニック)の提唱するHD-PLC技術※にIEEE 802.1X認証の仕組みを導入した技術が、国際標準規格IEEE 1901bとして承認された。同社が1月11日付のプレスリリースで明かしている。

※パナソニックが提唱する高速電力線通信方式の名称で、日本およびその他の国での登録商標もしくは商標。PLCはPower Line Communicationの略称(プレスリリースより)

パナソニックのHD-PLC技術は、電力網におけるAMIシステムやビル・工場における分散型エネルギーリソースの管理など、社会インフラを構築する大規模ネットワークへの活用が期待されている。同技術にネットワーク認証の仕組みを導入することで、第三者による不正侵入によって生じる情報資産の盗聴や改ざんなど、ネットワークに潜むさまざまな脅威への対策を強化。スマートグリッドやスマートシティなどの大規模IoTネットワークにおける高度なセキュリティ要件に対応し、安全・安心なIoT通信基盤技術としての役割を果たす。

なお、同社は、2019年3月にIEEE 1901aとして認定され、2021年3月にはIEEE 1901-2020に準拠した半導体IPコアのライセンス供与を開始した。同規格に準拠した技術の開発とライセンス供与を行い、さらなるHD-PLC技術の進化を図るという。

また、同軸線や制御線などのさまざまなメタル線を活用し、設置の環境に応じて無線や他の有線技術と融合したネットワークを構築する。これにより、住空間から社会インフラまでの幅広い分野におけるIoT化、DX、GXに貢献すると述べている。

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