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パナソニックら、蓄電池劣化予測技術を活用した定置用蓄電池向け保険開発へ

2025/2/10(月)

パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)と、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)は2月7日、蓄電池劣化予測技術を活用した定置用蓄電池システム(業務産業用併設、系統/再生可能エネルギー併設など)向けの保険商品開発に関する協定締結を発表した。

今回開発する保険では、パナソニックHDが開発する劣化予測技術を用いることで、故障データを必要とせず、保険商品の開発・提供が可能になる。具体的には、劣化予測技術で示された推奨使用方法どおりに使用したにも関わらず、予定の期間内に見込SOH※を維持できなかった場合に、そのSOH数値まで復旧するために要する費用損害を補償するというものだ。

※ バッテリーの健全度や劣化状態を表す指標。初期の満充電容量を100%とした際の、劣化時の満充電容量の割合。(プレスリリースより)

また、両社は、今回の協定に合わせて、系統蓄電池/太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーに蓄電池システムを設置している事業者、ビルや工場等の施設に蓄電池システムを設置している企業、蓄電池システムメーカーなど実証パートナーを幅広く募集するという。実証では、設置されている蓄電池システムの劣化予測結果を無償で提供し、電池の劣化を抑制するような運用方法などを提案する。募集期間は2025年2月7日~2027年2月末日、実証期間は2025年4月~2028年4月の予定だ。

(出典:パナソニック Webサイトより)

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