パナソニック、EV充電ソリューションCharge-ment展開へ
2022/6/2(木)
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下、パナソニック)は、2022年10月よりEV充電インフラソリューション「Charge-ment(チャージメント)」を展開する。5月27日付のプレスリリースで明かした。
2050年カーボンニュートラル宣言を受け、省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入拡大に向けた取り組みが加速している。2030年には新築住宅の6割に太陽光発電設備を導入すること、2035年には乗用車の新車販売で100%EV化すること等の目標が設定されており、環境に配慮した取り組みがより求められている。パナソニックは、そのような背景のもと、これまで培ってきたエネルギーの計測と制御の技術を核として、複数の領域においてカーボンニュートラルに貢献するエネルギーソリューションの展開を進めている。同社は、EV充電インフラソリューション「Charge-ment」を、主にEV充電器の複数台設置を計画する事業所などへ提供する。さらに、設置した複数台のEV充電器「ELSEEV」をパナソニックのサーバーへ接続し、EVの充電制御を実施する。
また、「Charge-ment」では、これまでに培ったエネルギーマネジメント技術を応用し、EV充電による電力使用のピークをコントロールすることで使用電力量を平準化する。これにより、電力の契約容量を抑え、電力コストの削減につなげる。
なお、同社は、これまでの数多くのEV充電設備納入実績を生かし、初めて充電器を導入検討するユーザーに対しても、導入相談から、システム設計・設置、導入後の運用管理、改善提案までワンストップでのきめ細かなサポートを実施する。運用においては、充電の状態・実績やCO2排出削減量の見える化により、管理業務の負担を軽減すると述べている。