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駐車場ガイドラインを年度内に初更新、国交省まちづくり連携推進

2023/2/24(金)

まちづくりと駐車場のあり方検討会を開催

まちづくりと駐車場のあり方検討会を開催

国土交通省の都市局は、2018年に策定した「まちづくりと連携した駐車場施策ガイドライン」(以下、ガイドライン)を2022年度内に初めて更新する予定だ。2月24日に有識者を招いた「第3回まちづくりにおける駐車場政策のあり方検討会」を開催し、議論を行った。

検討会は、ガイドライン策定後の社会情勢の変化を踏まえて、まちづくりと駐車場に関わる政策の検討を行う。変化で大きいものは20年の「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくり支援制度の開始と、コロナ禍による宅配需要の増加。

第1回検討会は22年10月5日に開催され、以来、座長の岸井隆幸 一般財団法人計量計画研究所 代表理事をはじめとする14人の委員が検討を行ってきた。

2月24日の第3回検討会ではガイドライン更新の骨子が示された。「歩きたくなるまち」支援制度開始に伴う「クルマ中心から人中心に」の考え方を盛り込んだり、「検討のポイント」を従来の8点から12点に増やしたりが骨子となる。

ガイドライン更新では、自動車以外のモビリティ、バリアフリー、GXやDXなどへの対応も盛り込む。検討会では委員より「『駐車場』について、駐車場法が定めるもの以外にも対象を広めて検討しては」との意見が出たという。

今後の検討会の計画案も示された。22年度内に国交省がガイドラインを更新した上で23年度に検討会を2、3回行う。また「駐車環境の質的向上」「駐車場の安全対策の強化」をテーマとするワーキンググループも各2、3回開催する。

なお、検討会の詳細が下記URLにて公開されている。
https://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_gairo_tk_000103.html

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