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スマホ決済のPayPay、中国のAlipayと連携 インバウンド強化へ

2018/10/26(金)

ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の合弁会社であるPayPay株式会社が提供する、スマホ決済サービス「PayPay」は10月25日から、中国のアントフィナンシャルサービスグループが提供するモバイルおよびオンライン決済プラットフォーム「Alipay」とサービス連携した。PayPayの加盟店において、訪日中国人などによるAlipayのQRコード決済サービスを開始する。
スマホ決済サービス「PayPay」は、電子マネーかクレジットカードでの支払いで、事業者側が提示したQRコードをユーザーがアプリで読み取る「ユーザースキャン」方式と、ユーザーが提示したバーコード(1次元バーコード、QRコード)を事業者側がレジなどで読み取る「ストアスキャン」方式の2通りの決済方式に対応している。

訪日中国人は、「Alipay」アプリを起動し、店舗に掲示された「PayPay」のQRコードをスキャンすることで決済することができる。日本を訪れる中国人観光客は年々増え続けており、2017年には約735万人(※1)が来日、そのインバウンド消費額は1.6兆円(※2)に達した。「Alipay」は世界最大規模のモバイルおよびオンライン決済プラットフォームで、中国国内のアクティブユーザー数は7億人以上だ。中国本土などから来日した「Alipay」ユーザーが、「PayPay」加盟店で決済できるようにすることで、「PayPay」加盟店への訪日中国人の来店を促し、インバウンド消費の取り込みを支援する。PayPay株式会社は、小売店やサービス事業者、ユーザーにスマホ決済の利便性を提供し、キャッシュレス社会の実現に取り組む。

 
※1:出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数の動向」
※2:出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」平成29年(2017年)年間値(確報)

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