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総額約152.6億円調達 パワーエックス、新たに27.1億円調達

2023/8/18(金)

株式会社パワーエックス(以下、パワーエックス)は8月17日、成長フェーズにおける重要な投資ラウンドであるシリーズBの後半として、新たに27.1億円の資金調達契約を締結したと発表。7月に発表した同資金調達ラウンド前半分の調達を合わせると、計46.2億円の資金調達となり、シリーズBラウンドを完了した。これにより、同社の累計資金調達額は約152.6億円となる。
今回の資金調達には、シリーズAラウンドからの既存投資家として、日本瓦斯株式会社、Frontive Holding、森トラスト株式会社、Japan Airlines & TransLink Innovation Fund, L.P. (JAL Innovation Fund)が参画。さらに、シリーズBラウンドでの新規投資として、石油資源開発株式会社(JAPEX)、株式会社安川電機、NEC and Translink Orchestrating Future Fund, L.P.が参画している。くわえて、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社が、シリーズB全体の資金調達におけるフィナンシャル・アドバイザーとして支援を行った。
なお、今回のラウンドで調達した資金の使用用途は、蓄電池製品の研究開発や、岡山県玉野市に建設中蓄電池工場「Power Base」の製造設備導入費用などに充てられる予定だという。

▼関係者のコメント
■Frontive Holding Senior Investment Manager 落合周平氏のコメント シリーズAに続き出資参画できること大変うれしく思います。自然エネルギーの爆発的普及、次世代型エネルギー企業を目指すパワーエックスのさらなる成長を楽しみにしております。同社の蓄電池等のプロダクトが日本の脱炭素化を推し進めることを期待し、これからも応援してまいります。

■森トラスト株式会社 代表取締役社長 伊達美和子氏のコメント
弊社はコーポレートスローガン「Create the Future」のもと、安心・安全なまちづくりや環境への配慮など、持続可能な社会の実現を目指しており、この度のEV急速チャージャーの普及・拡大を始めとした取り組みにご協力できることを楽しみにしております。世界的に自然エネルギーやモビリティ電動化への需要が高まる中、パワーエックス様が蓄電池による次世代エネルギー・カンパニーとして躍進されることを期待しております。
■石油資源開発株式会社 代表取締役 副社長執行役員 石井美孝氏のコメント
パワーエックスの手がける国産の大型蓄電池開発や前例のない関連サービスを展開する事業へ出資し参画できることを、大変うれしく思います。当社は、パワーエックスの掲げる「永遠に、エネルギーに困らない地球。」というビジョン、および再生可能エネルギーの課題である「溜める」「運ぶ」「使う」を統合的にデザインし再生可能エネルギーの普及に貢献する企業理念に共感しております。今後、蓄電池は再生可能エネルギー普及拡大のためのキーデバイスになるものと確信しております。今回のパワーエックスへの出資により、2050年カーボンニュートラル社会の実現に向け出資者として貢献するとともに、当社の電力事業においても蓄電池の利活用や事業創出の検討を加速させることにより、時代にあわせた「総合エネルギー企業」としてさらなる成長を目指してまいります。

■パワーエックス 取締役兼代表執行役社長 CEO 伊藤正裕氏のコメント
これまで多くの投資家の皆様にご支援いただき、心より感謝しております。Series Bラウンドのクロージングを迎え、改めて身の引き締まる思いで事業の拡大に臨む所存です。

事業計画を実行するため必要な資金は集まっており、いよいよお客様への製品の出荷が始まります。世界トップレベルの蓄電池製品を開発・製造し、投資家の皆さまのご期待に応えながら、再生可能エネルギーの爆発的な普及を実現できるよう社員一同尽力して参ります。

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