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REXEV、経産省公募の分散型エネルギーリソース実証事業に採択

2021/6/10(木)

EVを使ったエネルギーマネジメント、並びにカーシェアリング「eemo」に取り組むEnergy Techの株式会社REXEV(以下、REXEV)は、経済産業省「令和3年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」に採択された。6月9日のプレスリリースで明かしている。
REXEVは、eモビリティのシェアリング、エネルギーマネジメントを行っている企業だ。2020年12月には、e-モビリティの普及促進のために総額約7.4億円の第三者割当増資を実施している。

今回の実証では、株式会社エナリスがコンソーシアムリーダーとなり、家庭用蓄電池やEVなどの低圧リソースの活用をはじめとしたVPP(Virtual Power Plant:バーチャルパワープラント)などのアグリゲーションビジネス拡大のための実証事業を12社で行う。VPPとは、再生可能エネルギーと電力の需給バランスを調整設備だ。これまでは、電力会社の発電設備が調整していたが、今後は、急速に普及が予想される蓄電池やEV等の分散型エネルギーリソースをまとめて一つの発電所のように機能させるVPPの構築が進められている。

今回の実証実験の目的は、EVを電力需給の調整に活用するため、電力取引を想定した指令に基づく制御を行い、構築するシステムの検証、および技術的な評価だ。REXEVは、EVの制御高速化と周波数レベルでの電力系統の安定化を目指し、EVのエネルギー管理や制御を行うEVエネルギーマネジメントシステムの構築を担当する。また、必要な時にEVが制御できる状態かどうかを把握するため、EVカーシェアリングシステムと連携したEVエネルギーマネジメントシステムの充電残量の予測精度の検証も行う。なお、REXEVは、EVの併せ持つ「モビリティ」と「蓄電池」という価値をさらに高めて、さらなるEVの導入を促進すると述べている。

VPPのイメージ

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