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日産とREXEV、EV車両データのサーバー間を連携した実証実施へ

2023/9/12(火)

株式会社REXEV(以下、REXEV)は9月11日、日産自動車株式会社(以下、日産)とEV車両データのサーバー間を連携した実証実験を行うと発表した。

REXEVは、EVの車両管理とエネルギーマネジメントシステムが統合されたeMMS※(eモビリティマネジメントシステム)を開発している。さらに、同社は、このシステムを活用し、独自の車載デバイスを設置することで、車両のバッテリー残量、電力消費量、GPS位置情報等の情報を取得してきた。しかし、この車載デバイスを設置していないと一部のサービスが提供できない、設置工事等が発生するなどの課題があったという。今回の連携により、EV車両データの取得のために独自の車載器の設置が不要となり、導入コストの削減、ならびにより多くのEVユーザーへのサービス提供が可能となる。

※1 国内初の「カーシェア/車両管理」と「エネルギーマネジメント」を組み合わせたシステム。車両利用に合わせた最適充電や電力会社の電力システムとの連携による需給調整や充電料金の削減などを提供可能(プレスリリースより)

具体的な実証内容としては、日産の「Nissan Biz Connect API」より、EVのバッテリー残量、電力消費量、GPS位置情報等の車両情報を連携する。さらに、「法人EV向け スマート充電器サービス」、「社用車・公用車導入支援サービスFlemobi(フレモビ)」、「EVカーシェア事業立ち上げ支援サービス」、「電気自動車カーシェアリング eemo」のサービスを提供するための課題の抽出、提供サービス品質の確認ならびに付加価値の向上が可能か検証するという。なお、API接続試験は6月に完了しており、9月14日から実際の車両を用いて実証試験を実施するとのことだ。

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