【境町・BOLDLY】自動運転バス停に小学校前など追加 通学利用の実証も
2021/2/19(金)
茨城県境町は18日、BOLDLYの協力の下、町内で運行する自動運転バスの運行ルートに6つのバス停を追加すると発表した。
境町では昨年11月26日から、フランスNavya社製の「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」3台を導入し、自動運転バスの運行を開始した。これまでに累計500便以上で延べ700人以上の乗客を運んだ。今回さらに、運行ルート上にある西南医療センター病院、子育て支援センター、郵便局、小学校、役場、銀行の計6カ所にバス停を追加で設置する。追加するバス停は、BOLDLYが設定作業を実施し、町民からの要望や警察との協議を踏まえて決定した。
加えて、境町はバス停の追加を受け、2月22日と24日に小学生の自動運転バス通学利用実証を行う。多目的ホールや集会室などを備えたシンパシーホールから、境小学校入口まで自動運転バスに乗車して登校してもらい、通学における自動運転バスの活用について検討する。
自動運転バスの定員は11人だが、当面は感染対策として座席の間隔を開けて定員を4人に絞る。そのうち2人は保安要員とオペレーターが乗車する。乗車料金は無料で、だれでも乗車可能だ。
なお境町は、今後は自動運転バスのさらなる利便性の向上に向けたルートの拡大や、自動運転レベル4を想定した運行管理体制の構築などに取り組むと述べている。