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モビリティの最新動向 ─北米の事例から SBDレポート

2017/10/27(金)

新モビリティの展開状況

配車サービスのUberが飛躍的な成長を遂げ、様々なカーシェアリングのスキームがグローバルに登場、個人間でのライドシェアリングも堅調にニーズをつかんでおり、こうした新しいモビリティに対する期待は高まる一方です。日本では、安全面やセキュリティ、或いはプライバシーの問題も相まって、より慎重な姿勢が全般的にみられ、規制面での整備がまだまだ求められる状況ですが、世界に目を向けると、ユーザーニーズを牽引材料に新モビリティは普及が進んでいます。SBDでは定期的にグローバルなモビリティ動向を解説するレポートを発行していますが、ここでは、その中から、北米のモビリティ事情についてまとめます。

図1:北米で事業を展開する主なモビリティサービス


 
図1は北米で事業を展開する主なモビリティサービスを一覧にまとめたものです。興味深いのはOEM(自動車メーカー)との関わりです。2サービス(ZipcarとGetround)を除き、すべてOEMが直接所有あるいは出資して事業を展開しています。自動車の販売を核とする従来型ビジネスモデルがいつか成立しなくなる可能性を踏まえ、各社が新モビリティへの参入を模索している状況がうかがえます。
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