SBI損保、テレマティクスサービスの実証実験 ボッシュの自動緊急通報サービスを使用
2019/1/29(火)
SBI損害保険とSB C&S(旧社名:ソフトバンク コマース&サービス)は1月28日、ボッシュの自動eCall対応デバイスを利用したテレマティクスサービスの提供に向けた実証実験を、2019年2月から実施することを発表した。SBIグループの関係者が実証実験の対象となる。
自動eCallはボッシュが販売する自動緊急通報サービスで、車両衝突事故が起きた際、緊急通報用電話番号へ自動通報を可能にする。欧州連合(EU)域内においては2018年3月31日から全ての新車への装備が義務化されている。実験で使用される自動eCall対応のデバイス「テレマティクスeCall プラグ」は3軸の加速度センサーにより、ブレーキ、加減速、ハンドル操作といった運転行動データに加え、衝突事故を検知することができる。同じく実験で採用されたソフトバンク・テクノロジーが提供する「IoT Core Connect(アイオーティーコアコネクト)」はデバイスから送られるデータの収集・蓄積から分析まで行う。
今回の実証実験の結果をもとに、SBI損保は、収集したデータを解析し、テレマティクス保険などのサービスの開発を検討していく。SB C&Sは、データを活用したテレマティクスサービスの開発と国内企業への納入を推進する。