SBIら、新会社Carbon EX設立 カーボンクレジット等を取り扱い
2023/6/12(月)
SBIホールディングス株式会社(以下、SBI)とアスエネ株式会社(以下、アスエネ)は、新会社Carbon EX株式会社(カーボンイーエックス 以下、Carbon EX)を共同設立した。同社は、カーボンクレジット・排出権取引所の開設を目指すという。
Carbon EXでは、幅広いカーボンクレジットやESG商品を取り扱うカーボンクレジット・排出権取引所を、大手金融機関グループとして日本で初めて開設するために準備を進めているとのことだ。具体的には、ボランタリーカーボンクレジット、J-クレジット、非化石証書などだ。また、同社の共同代表取締役兼Co-CEOには、アスエネ代表 西和田浩平氏、SBIグループからは竹田峻輔氏の2名が就任する。なお、同社は、取引所をアスエネのCO2排出量見える化クラウドとも連携させる。これにより、ユーザーへの付加価値の最大化を図り、Net Zeroに向けた新たな産業を創出していくと述べている。
▼関係者のコメント
■SBIホールディングス代表取締役会長兼社長 北尾吉孝氏のコメント
地球温暖化を起因とする自然災害の増加は、甚大な人的被害・経済損失をもたらすリスクであり、各企業においてさらなる気候変動対策が求められる中、カーボンクレジットへの注目は今後より一層高まってくるものと考えられます。この度、当該分野で知見を有するアスエネ株式会社と、多様な金融サービス事業を展開し私設取引システム(PTS)運営の知見・ノウハウも有するSBIグループの知見や専門性を融合し、新たなカーボンクレジット・排出権取引所の設立に取り組むことで、事業を通じた気候変動対策とサステナブルな社会の実現に貢献するとともに、国家目標である2050年カーボン・ニュートラルの実現に寄与してまいります。
■アスエネ代表取締役CEO 兼 Carbon EX共同代表取締役Co-CEO 西和田浩平氏のコメント
世界的なNet Zeroとカーボンクレジット取引増加の大きな流れの中、広大なグループネットワークと取引所運営の豊富な経験とノウハウをもつ大手金融機関のSBIホールディングスと共に、新会社を設立することができ大変光栄です。企業のクレジット取引増加による新しい金融の形を創ることで、各国の規制に基づく炭素税の負担を減らし、CO2排出量の吸収・除去・削減にインセンティブを付けることができ、社会の構造的な変革に繋がると確信しています。今後も多くの企業と共創と連携をして、さらなる脱炭素やESGの新たな産業の創出をリードしてまいります。
(出典:SBI Webサイトより)