自動車整備に新たな制度「訪問特定整備」が新設
2025/4/3(木)
国土交通省は、自宅や自社に整備士を呼び出すことができる新しい制度「訪問特定整備」を発表した。この制度は、車を整備工場に持ち込むことなく、エンジンやブレーキなどの重要な整備を受けられるもので、多忙な現代人や運送業者に新たな選択肢を提供する。
「訪問特定整備」制度は、国の認証を受けた整備工場でしか行えない「特定整備」を、自宅や運送会社の作業場などで行えるようにする仕組み。これまでは、エンジンが故障した場合などは工場に持ち込む必要があったが、この制度を利用すれば、自宅で整備士を待つだけで問題を解決できる。また、少子高齢化や人材不足で整備工場の維持が困難な運送業者にとっても、外部から整備士を呼べる点で業務効率の向上が期待されている。
この制度は、訪問特定整備と限定訪問特定整備の2種類があり、どちらも国の認証を受けた工場が責任を持って行う。訪問先での整備の責任は整備士ではなく、あくまでその派遣元である認証工場が負う。また、他の訪問特定整備事業者に任せることは許されず、依頼先の工場が直接整備を行うことが求められる。これにより、安全性と信頼性が担保される。
「訪問特定整備」制度は2025年(令和7年)6月30日から施行予定。この制度の詳細や関連法令については、国土交通省のウェブサイトで確認可能。新制度によって、自動車整備のスタイルに新たな選択肢が加わり、多くのユーザーがより便利に整備サービスを利用できるようになるだろう。