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過労運転防止へ 西濃運輸、enstem社の国交省認定機器を試験導入

2025/8/22(金)

enstem社は8月21日、西濃運輸によるドライバー向け健康管理サービス「Nobi for Driver」の試験導入を発表した。

同サービスは、国土交通省の事故防止対策支援推進事業において「過労運転防止認定機器」として認定されている。今回の取り組みの目的は、ドライバーの体調急変や疲労による事故リスクを未然に防ぐ仕組みの実証だ。

具体的には、スマートウォッチ型のウェアラブルデバイスを通じてドライバーの心拍数をリアルタイムで取得。異常な兆候が検知された場合には、本人および管理者にアラートを通知することで、事故の予兆に迅速に対応できる仕組みを提供するという。

今後は、西濃運輸において本社および主要拠点を中心に、データの蓄積と運用フローの整備を行い、導入が必要なドライバーへの展開を見据えた実証を進めていく。そして、今回の試験導入を通じて取得されたデータや現場のフィードバックをもとに、運用フローの標準化・機能改善を進めながら、将来的には全国展開を視野に検討を進めていくとのことだ。

なお、enstem社は、今後も「人にやさしい安全管理」をテーマに、物流業界における健康起因事故ゼロの実現に向けて取り組んでいくと述べている。

■enstem社 代表取締役社長 山本寛大氏のコメント
このたび、日本の物流を支える西濃運輸様にてNobi for Driverを導入いただいたことを、大変光栄に思います。

働く方の健康と安全を守ることは、企業の社会的責任であると同時に、生産性や定着率にも直結する経営課題です。
“異常が起きてから”ではなく“兆候のうちに対応する”体制づくりに貢献できるよう、引き続き現場の声をもとに改善と進化を続けてまいります。

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