東京・日本橋エリア版MaaSの&MOVE日本橋、三井不動産らが実証開始
2023/9/8(金)
株式会社ShareTomorrow(以下、ShareTomorrow)らは9月4日、東京・日本橋エリア版MaaS「&MOVE日本橋」の実証実験開始を発表した。同実証は、ShareTomorrow、三井不動産株式会社(以下、三井不動産)、および株式会社NearMe(以下、ニアミー)と共同で実施するという。
ShareTomorrowは、三井不動産グループ発の新規事業の開発・推進を担う会社だ。「&MOVE」を通じてエリアに合わせたモビリティサービスを提供することで、新しい移動体験を創出し、地域住民に喜んでもらえるサービスの提供を目指している。同実証の目的は、浜町をはじめとする日本橋の“EAST”エリアと室町・東京駅などの“WEST”エリアとの往来をしやすくし、エリアのさらなる活性化につなげていくことだ。第一弾の実証実験では、ニアミーが展開しているシェアード・シャトルサービスを同エリアで展開し、エリアへの効果や受容性の検証等を行った。結果として、浜町エリアと東京・室町エリアとの間での利用で需要が高く、買い物などの「日常の足」として多くの人に利用してもらった。これにより、同地域における回遊や商業施設等への来訪促進などで一定の効果を得ている(実施後のアンケート分析による)。
第二弾となる本実証実験では、高需要エリアである浜町を中心としてシェアード・シャトルをさらに身近に感じてもらえるように乗降場所を配置した。また、多くの要望をもらっていた佃や丸の内、銀座発着のサービスも開始するなどサービス改善を行うという。さらに、シェアード・シャトルの呼び出しについては、第一弾の実証実験と同様に、&MOVEのLINE公式アカウント上で簡易にできるようにする。これにより、利用開始から利用に至るまでの障壁を極力減らし、「&MOVE日本橋」のさらなる活用と定着を目指すとのことだ。