清水建設、まちづくり計画支援サービス「マチミル」提供 まちづくり支援へ
2023/9/13(水)
清水建設株式会社(以下、清水建設)は9月11日、付加価値の高いウォーカブルな人中心のまちづくりの支援を目的に、まちづくり計画支援サービス「マチミル」を提供すると発表した。
「マチミル」は、データに基づく公正な分析、複数の仮説のスピーディな検証、誰にでも分かりやすいビジュアルを提供する。これにより、地域の課題やまちづくり計画の効果を明らかにして関係者間の議論と合意形成を促す。また、同サービスでは、清水建設が開発した公共施設・インフラ統合評価システム「パブリック・アセット・シミュレーター(PAS)」をGISへ統合したシミュレーションシステムを用いる。PASの特徴は、デジタル地図上の道路ネットワークモデルにより、特定の地点から目的地へのアクセス距離・所要時間の評価や、道路上の交通量の評価を行えることだ。
今回のサービスでは、この機能を生かし、都市空間における人の動きや交通の面から地域の魅力や課題を捉えることができる。
さらに、魅力や課題を、「インクルーシブ」、「レジリエント」、「サステナブル」の3分野に分けて評価もする。例えば、「インクルーシブ」としては歩きやすさや生活利便性の評価、「レジリエント」としては災害時の避難ルートの安全性や避難施設の収容人数の検証、「サステナブル」としては地域のみどりの連続性や生物多様性の評価などだ。多様な分析を組み合わせることで、地域特有の魅力や課題に合わせたまちづくり計画をサポートする。
なお、清水建設は、今後デジタルを活用して地域の課題解決を目指す各地の自治体やまちづくり組織に対して、同サービスの提供を通じ、まちづくりの取り組みや計画を支援していく。
(出典:清水建設 Webサイトより)