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埼工大、自動運転バスをスクールバスとして一部導入 無料で乗車可能

2022/9/29(木)

埼玉工業大学は、深谷観光バス株式会社と協力し、大学と、大学の最寄り駅(JR高崎線岡部駅)間のスクールバスとして、大型自動運転バス(レインボーII)を一部の運行に導入した。9月22日付のプレスリリースで明かしている。
同大学では、2019年12月に自動運転マイクロバス(リエッセII)を大学と、大学の最寄り駅(JR高崎線「岡部駅」)間のスクールバスに導入し、自動運転による学生の送迎を開始した。その後、新型コロナウイルス感染症のまん延防止の観点から運行を中止したが、今回、スクールバスの再開にあわせて大型自動運転バス(レインボウII)をスクールバスに導入し、本格的に学生の送迎を再開する。

大型自動運転バスは、NHK大河ドラマ「青天を衝け」に合わせて、渋沢栄一ゆかりの地である「論語の里」を訪問する見学者の足として営業運行した。放映期間を含む2021年2月16日~2022年1月10日の間、「渋沢栄一 論語の里 循環バス」として、自動運転マイクロバス(リエッセII)とともに走行している。走行距離は、合計で約1万km(計10554.5kmのうち9531.5kmが大型自動運転バス)だ。

また、スクールバスは、9月19日~12月23日の毎週月曜日と金曜日に運行する。同大学の学生だけでなく、一般の来訪者も無料で乗車できる。

なお、埼工大の自動運転バスの特長は、AI技術を積極的に採用しており、全国各地の実証実験に多数参画してきた豊富な経験とノウハウを生かして一般公道を法定速度で走行することだ。システムによる自動運転とドライバーによる手動運転を即時にスムースに切り替えることで、交通の状況に応じた安全な走行が可能だという。

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