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SkyDrive、トヨタ後方支援の三栄工業と施設・設備の共同開発推進

2021/5/12(水)

三栄工業 代表取締役社長 神谷氏(左)
SkyDrive 代表取締役CEO 福澤氏(右)

空飛ぶクルマ、および物流ドローンを開発する株式会社SkyDrive(以下、SkyDrive)は5月10日、物流・建設・住宅事業を展開し、グローバル産業の後方支援を行う三栄工業株式会社(以下、三栄工業)と、空の産業創造に向けた施設・設備の共同開発を進めると発表した。
三栄工業とSkyDriveは、2021年4月1日に正式にスポンサー契約を締結した。日本において、空飛ぶクルマの開発の前例がないため、今後も飛行試験場、部品の評価試験施設、販売を見越した輸送方法等、新たに開発・整備していくべきものが多数あるという。

三栄工業は、海外で自動車を組み立て完成車にするノックダウン梱包を始めとした物流技術など、トヨタグループと共に自動車産業のグローバル化を推進している。この物流技術を生かし、SkyDriveと協力して「空飛ぶクルマ運搬器具(通称:SD03 Transport Stand)」を製造した。

空飛ぶクルマ運搬器具
(SD03 Transport Stand)


また、トヨタ自動車の本社工場の建設工事から機械設備設置まで携わっており、これまで培ってきた開発・生産拠点整備のノウハウを生かし、SkyDriveの施設を構築した。施設のなかでも、「空飛ぶクルマ専用の屋内飛行試験場(通称:櫓)」は、SkyDriveのメンバーと議論を繰り返し、国土交通省との新たな強度計算式の確立を経て完成した、日本初の施設だ。

この施設により、SkyDriveは、開発・製造・飛行試験のPDCAサイクルを高速で回す事が可能になった。なお両社は、綿密な協議のもとに課題解決を行い、「空飛ぶクルマ」の開発を加速すると述べている。

SkyDrive屋内飛行試験場(櫓)

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