ソフトバンクロボティクス、CLO支援サービス「Total Logistics Design」を開始 戦略立案から実行まで伴走
2025/11/17(月)
ソフトバンクロボティクスは、企業の物流戦略立案から実行までを伴走型で支援する新サービス「Total Logistics Design」の提供を開始した。物流統括管理者(CLO)の選任義務化など、企業に持続可能な物流体制の構築が求められる中、同社が持つ物流自動化の知見とグローバルな技術ネットワークを活かし、最適なソリューションを提供する。
物流業界は、人手不足や人件費の高騰、さらには「2024年問題」といった構造的な課題に直面している。こうした中、2024年4月に施行された改正物流総合効率化法(物効法)により、一定規模以上の荷主企業などに対して、物流業務を統括する「物流統括管理者(CLO)」の選任が義務付けられた。これにより、企業はこれまで以上に経営視点での物流戦略構築が求められている。
この動きに対応するため、ソフトバンクロボティクスは、企業のCLOや物流担当者を支援する新たなコンサルティングサービス「Total Logistics Design」を開始した。
サービスの特徴は、単なる戦略立案に留まらず、その後の実行段階までをトータルでサポートする「伴走型」である点だ。ソフトバンクロボティクスは、特定のマテハン(マテリアルハンドリング)メーカーに属さない独立した立場を活かし、世界中のパートナー企業が提供する最新の自動化技術の中から、各企業の課題に最も適したソリューションを中立的な視点で提案する。
同社はこれまで、高密度自動倉庫システム「AutoStore」をはじめとする多様な物流自動化ソリューションを活用した提案の実績がある。新サービスでは、これらの知見を持つ専門人材が、企業の経営視点に立ち、物流全体の最適化に向けた戦略を共に策定。さらに、初期投資を抑えつつ着実に成果を上げるための導入計画も提案し、コスト面での負担を軽減しながらDX推進を支援する。
ソフトバン-クロボティクスは、この新サービスを通じて、企業の物流課題の本質的な解決に貢献し、持続可能な物流社会の実現を目指すとしている。







