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ストリーモ、ものづくり支援施設Garage Sumidaに本社移転

2022/11/8(火)

株式会社ストリーモ(以下、ストリーモ)は、業容拡大に向けて、本社を東京都府中市から東京都墨田区のものづくり支援施設「Garage Sumida(ガレージスミダ)」へ2022年11月1日に移転した。11月7日付のプレスリリースで明かした。
ストリーモは、電動三輪マイクロモビリティStriemoを提供している。企業のミッションとして、ユーザーの「安心感」を第一とした新たな移動体験を提供することで、Striemoによって世界中の人の暮らし・移動を豊かなものにすることを掲げている。さらに、Striemoがマイクロモビリティの新しいスタンダードになることを目指している。
Striemoの特長は、「自立・安定」、「バランス取りの不安感軽減」、「人や他の交通手段との親和性」だ。Striemoは、人がもつ自然な反応を生かした世界初の「バランスアシストシステム」を採用している。これにより、停止時も自立し、極低速から快適な速度まで転びづらく安定した走行を可能にしている。
また、Striemoには、石畳やわだち、傾斜でも進路や姿勢を乱されにくいという特長があり、ユーザーは走行時のバランス取りの不安を軽減できる。さらに、Striemoは、ふらつきにくいよう設計されており、ユーザーは足をつかずに停止することが可能だ。そのため、車道の走行速度だけでなく、歩行速度での移動でも歩行者や他の車両とも互いに安心して走行できる。
「Garage Sumida」は、株式会社浜野製作所が運営している施設だ。墨田区の助成を受けて、2014年に開設している。ハードウェアを用いて社会課題の解決に挑戦する新規事業者を対象に、同社が持つ金属加工技術や加工業者等とのつながりを活用した幅広い技術を提供してきた。

くわえて、墨田区は、これらの活動の中で得られた知見をもとに、量産・開発フェーズの物理的な課題の確保や実証実験の場の提供を行うために、「ハードウェアスタートアップ拠点事業」を立ち上げた。さらに、総面積約165平方メートルの「東墨田ラボ」を2021年12月に開設している。

ストリーモは、今後Garage Sumidaに本社を構え、「東墨田ラボ」で量産開発を進める初のスタートアップとして、墨田区から支援を受ける。そして、2022年度内に墨田区内で試乗を伴う実証実験の開催を目指すという。

▼関係者のコメント
■墨田区 産業観光部 産業振興課のコメント
「新たな企業が墨田区内に移転し、区内企業とともに製品開発に取り組んでくれることをうれしく思います。墨田区では、スタートアップ企業の集積による区内企業との連携が活発になることを目指しており、さらなるイノベーションが起こるように力を注いでいきます。」

■浜野製作所 取締役副社長 宮地史也氏のコメント
「ストリーモは『安心できるモビリティ』の社会実装に挑戦しています。そうした高い目標に向かって、エンジニアとして確かな実績のある森さん、岸川さんをはじめ同社のエンジニアのみなさんが、ものづくりを心から楽しみ、それを橋本さんが支え、皆が助け合う見事なチームワークがあります。今回、スタートアップと町工場のシナジーによって、彼らのポテンシャルを最大限に活かせるように尽力し、共に移動の社会課題を解決できるよう邁進してまいります。」

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