スズキら、電動モビリティベースユニットの事業化に向けて実証開始
2025/2/21(金)
スズキ株式会社(以下、スズキ)は2月12日、株式会社ソラコム(以下、ソラコム)とともに、電動車いすの技術を応用し、さまざまなロボットの足回りを提供する「電動モビリティベースユニット」の事業化に向けてIoTを活用した実証実験に取り組むことを発表した。
同ユニットは、スズキが電動車いすの開発で培ってきた走破性や安定性といった移動の技術を活用し、多様なロボットの足回りとなることを目指し開発しているものだ。自律走行やAIなどさまざまな技術を組み合わせることで、ロボットによる物流や除雪、土木建設、計測・監視などさまざまな分野の課題解決をパートナーとともに目指すという。
今回の実証では、電動モビリティベースユニットに通信モジュールとIoTプラットフォームSORACOMを活用し、リアルタイムで車両の稼働状況やGPSによる位置情報などをクラウドに連携する。さまざまな分野における電動モビリティベースユニットの使われ方を可視化し、今後の製品開発への活用を目指す。また、サポートやメンテナンスなどユーザーの立場になったサービスの検討に取り組むとのことだ。なお、両社は、持続可能な社会に向け、ビジネス・生活のインフラとなるモビリティサービスの実現を目指していくと述べている。
(出典:スズキ Webサイトより)