SWAT、名古屋市の粗大ごみ収集業務効率化を目指した実証実験検討開始
2022/9/2(金)
SWAT Mobility Japan株式会社(以下、SWAT)は、「Hatch Technology NAGOYA」課題提示型支援事業において、粗大ごみ収集業務の効率化を目指した実証実験に取り組む。8月31日付のプレスリリースで明かしている。
名古屋市は、行政課題、社会課題などに対して、先進技術を活用した解決策を持つ企業等を広く募集した。そして、選定した実証プロジェクトに対する費用の一部負担や実証に必要な調整等の支援を「Hatch Technology NAGOYA」として実施している。SWATは、行政課題である「粗大ごみ収集ルートの作成をもっと簡単に!手書き地図からの脱却!」を応募し、採択された。名古屋市内の粗大ごみ収集において、2023年3月までをめどに車両の割り振りとルート作成の自動化に取り組み、業務効率化の実現を検証する。
現状、粗大ごみは、各家庭からの要望に基づき収集されている。しかし、車両への割り振り、手書きの収集ルート作成は、担当者の負担が非常に大きいことが課題となっている。また、収集時に申し込みの無い品目を誤収集する事案も課題となっている。
なお、SWATは、シンガポールと日本で特許を取得している高精度のルーティング・アルゴリズムを用いて、ウェブアプリとタブレット/スマートフォン用アプリを提供する。ウェブアプリでは、集配のデータを基に高速かつ正確に車両割り振りと配送ルートの作成が可能だ。タブレット/スマートフォン用アプリでは、作成されたルートに基づいてルート案内を行う。
同実証実験では、ウェブアプリを用いて、課題である車両の割り振りとルート作成に要する時間を大幅に削減する。また、タブレット/スマートフォン用アプリ内の機能を用いて、誤収集削減を目指すという。