T2ら、自動運転トラック×貨物鉄道のモーダルコンビネーション実証開始
2025/6/24(火)
日本通運、日本貨物鉄道(以下、JR貨物)、T2の3社は、日本国内で初めてとなる自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせた「モーダルコンビネーション」※の実証開始を発表した。第一弾として、雪印メグミルクの常温品を北海道―関西間で輸送するという。
同実証では、T2が開発したレベル2自動運転トラックによる幹線輸送に取り組みつつ、今後、T2が2027年から開始を予定しているレベル4自動運転トラックを用いたモーダルコンビネーションも視野に入れ、国内初となる新たな輸送モデルが確立できるか検証を行う予定だ。
また、今回の取り組みは、 2024年11月より日本通運・全国通運・日本フレートライナー・JR貨物・T2の5社で、検討を進めてきたものだ。JR貨物とT2で共同開発した31フィートタイプの共用コンテナを用いることで、モーダルコンビネーションの際に、貨物列車からT2のトラックへ直接載せ替えが可能となっている。
なお、今回の実証は、貨物鉄道輸送の全国ネットワークと、T2が有する自動運転トラック技術を融合させ「自動運転トラック×貨物鉄道」のモーダルコンビネーションを実現することで、自動運転区間における輸送ルートの複線化を構築するほか、柔軟な輸送力の増加が可能となる等、物流の可能性を広げることを目的としているとのことだ。
※ トラックと鉄道の親和性を高め、相互に補完し合う輸送モデル(プレスリリースより)