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自動運転トラックでのCN燃料利用拡大へ T2と出光ら7社が合意

2025/8/8(金)

T2は8月7日、出光興産、伊藤忠エネクス、宇佐美鉱油、三和エナジー、ENEOS、ENEOSウイングおよび太陽石油の石油業界7社と、カーボンニュートラル燃料(以下、CN燃料)の利用を拡大するために、相互に協力していくことで合意したことを発表。自動運転トラックの分野において、広く石油業界とCN燃料の利用拡大を推し進めていく取り組みは今回が初(T2調べ)という。

今回の合意では、T2が石油業界各社からCN燃料の供給をそれぞれ受けた上で、自社の自動運転トラックで試験的に利用する。まず、T2がパートナー企業と実施中のレベル2自動運転トラックを用いた実証から取り入れつつ、2025年7月より開始した商用運行における利用も検討していくとのことだ。

具体的には、第一弾として、「B5軽油」を宇佐美鉱油および三和エナジーから、「リニューアブルディーゼル」を伊藤忠エネクスから供給を受け、住友化学グループとT2ですでに始めている実証で2025年中にも利用する予定だ。

あわせて、同実証の状況も踏まえながら、B5軽油を利用してもなお排出される残り95%のCO2に対してカーボンクレジットを付与することで、使用した燃料油の100%分をオフセット※できる、出光興産の「出光カーボンオフセット fuel B5 軽油」(ICOF B5)の利用も視野に入れていくという。

さらに、合成燃料については、パートナー企業との実証において、将来的にENEOS、宇佐美鉱油、三和エナジーおよびENEOSウイングと利用方法を検討していくほか、太陽石油とはCN燃料の安定供給のあり方を協議していくとのことだ。

※ 排出したCO2を植林や再生可能エネルギーの活用などによって得られたカーボンクレジットで相殺し、環境負荷を軽減する仕組み(プレスリリースより)

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