大成建設とユーグレナ社、次世代バイオ燃料を国内建設現場に導入
2025/6/17(火)
大成建設とユーグレナ社は6月5日、「東京経済大学国分寺キャンパス第2期整備事業建設工事」において、CO2排出量を約半分に抑える「軽油にHVO※を51%混合した『サステオ』」を建設機械や車両燃料として導入したことを発表。同燃料の建設現場への導入は国内初となるという。
今回導入した「HVO51%混合製品」は、水素化植物油(HVO)を軽油に51%混合した、ユーグレナ社が開発した軽油代替燃料だ。バイオマス由来のため、CO2排出量を51%削減できるという。さらに、車両の出入りが多い建設現場でもスムーズに導入でき、国内軽油の要求品質に適合しているとのことだ。
なお、両社は、公道走行が可能で建設工事現場に導入しやすい利点を生かして、今後も「HVO51%混合製品」の活用を積極的に拡大し、建設現場の脱炭素化を推進し、持続可能な未来の実現に貢献していくと述べている。
※ 水素化植物油(Hydrotreated Vegetable Oil)
植物油や廃食油と水素を高温高圧で反応(水素化処理)させ、酸化に対して安定になるなど物性が改良された合成燃料(プレスリリースより)
植物油や廃食油と水素を高温高圧で反応(水素化処理)させ、酸化に対して安定になるなど物性が改良された合成燃料(プレスリリースより)
(出典:大成建設 Webサイトより)