東京電力HDと中部電力 EV向け充電サービス事業の新会社を共同設立
2019/8/29(木)
東京電力ホールディングス株式会社(以下「東京電力HD」)および中部電力株式会社(以下「中部電力」)は、次世代モビリティ社会を支える共同出資会社「株式会社e-Mobility Power(イーモビリティパワー)」(以下「e-Mobility Power」)を、本年10月1日を目途に設立することで合意した。資本金は50億円で、東京電力HDが60%、中部電力が40%出資する。
これまでも、東京電力HDおよび中部電力は、充電器の設置や充電ネットワークの拡充ならびにサービスの提供を行う合同会社日本充電サービス※1(以下「日本充電サービス」)への参画を通じて、電動車両の普及拡大に取り組んできた。今後、e-Mobility Powerは、2社がこれまで電気事業で培ってきた工事・保守・メンテナンス技術や電力インフラの運用ノウハウに加えて、東京電力HDが自動車メーカーと進めてきた急速充電方式CHAdeMO※2の開発・国際標準化の知見なども活かす。また、日本充電サービスが、現在運営している充電ネットワーク事業も承継していく。
※1 利便性の高い充電ネットワークサービスの構築を目的に、2014年5月に設立。トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、本田技研工業株式会社、三菱自動車工業株式会社、株式会社日本政策投資銀行、東京電力エナジーパートナー株式会社、中部電力株式会社の7社が出資している。
※2 世界同一規格の急速充電方式。世界の主要な充電器メーカーはCHAdeMOのメンバーになり、約50のメーカーがCHAdeMOの充電器を製品化している。