三井物産ら3社が業務提携 将来のエアモビリティ領域での事業創出へ
2021/9/7(火)
Terra Drone株式会社(以下、テラドローン)は、三井物産株式会社(以下、三井物産)、三井物産エアロスペース株式会社(以下、三井物産エアロスペース)と業務提携を締結した。9月6日付のプレスリリースで明かしている。提携の目的は、空飛ぶクルマ分野における、将来のエアモビリティ領域での事業創出だ。
テラドローンは、2016年2月創業のドローンのベンチャー企業だ。自動飛行システムや運航管理システムを開発している。2021年8月27日に、大阪府公募案件である「空飛ぶクルマの実現に向けた実証実験」に採択され、ヘリコプターやドローン等を活用した実証実験等を実施予定だ。今回の業務提携は、空飛ぶクルマ分野における、市場調査や事業構築に向けたものだ。3社は、同提携に基づき、エアモビリティ統合運航管理プラットフォーム事業の実証実験を行い事業化を目指す。
同事業は、将来的な都市部における空飛ぶクルマを活用した、輸送サービスの提供を見据えている。実証実験では、多種多様な機体が混在している状態で、安全かつ効率的な飛行を実現する運航管理に必要な機能等についての実証を行い、その有効性を検証する。
なお、テラドローンは、これまで培ってきた「有人機・無人機連携技術」や「災害・警備/警戒の知見」を生かし、低空域を自由に使える社会を実現すべく事業を推進するという。また、三井物産、三井物産エアロスペースと共に、低空域のインフラにおける課題解決を目指すと述べている。