ティアフォー、自動運転バス社会実装に向けMinibus 2.0販売開始
2024/11/21(木)
株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)は11月20日、自動運転機能に対応したEVの生産を加速させるソリューション「ファンファーレ」のラインナップの新モデルとして、「Minibus 2.0」の販売開始を発表した。
同モデルは、「Minibus 1.0」よりも安全性を向上させるための冗長システムをさらに強化している。くわえて、「Minibus 2.0」の自動運転キット(Autonomous driving Development Kid:ADK)は、ティアフォーの第2世代のアーキテクチャを基盤にしており、ティアフォーのリファレンスデザインと高い互換性を持つように最適化されている。また、同モデルは、先進的なセンサー(長距離・短距離LiDAR、物体検出カメラ、信号機検知カメラ、レーダー、慣性計測装置、全地球航法衛星システム)を搭載し、ティアフォーの電子制御ユニットや車両制御ユニットによってサポートされている。これにより、車両とシームレスに統合し、自動運転性能をさらに向上させることができる。
なお、ティアフォーは、同モデルの日本各地での展開を目指し、2024年末を目途に納品開始を予定しているという。そして、地域ごとの企業主導の導入拡大にくわえて、海外展開も視野に入れて同モデルの生産と推進を実施し、自動運転バスへの高まる需要に応えていくと述べている。