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トヨタ・モビリティ基金、マレーシアのコンテストの優秀提案チーム発表

2021/7/2(金)

一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation 以下、TMF)は、「City Architecture for Tomorrow Challenge(CATCH)」の優秀提案チームを選定した。7月1日付のプレスリリースで明かしている。

CATCHは、マレーシアの首都クアラルンプール市において、革新的なアイデアを募集するコンテストだ。各種デジタルデータを活用し、将来のモビリティや都市計画の実現を目的としている。優秀提案チームは、米国のNumina社、オーストラリアのKERB社の2社だ。

Numina社のアイデアでは、センサーやプライバシー保護技術を使用するものだ。路上や公共の場での人や物の動きを分析・予測し交通インフラを整備する。一方で、KERB社のアイデアでは、企業や官公庁の駐車場の使用状況を把握する。さらに、スマホアプリで予約・料金支払いすることで空きスペースの活用を促進するという。

今回のコンテストでは、世界中から応募のあった97チームの中から段階的に選考を行った。最終審査では、さまざまな分野の専門家から構成される審査員チームが「創造性」、「実現可能性」、「持続可能性」等の基準に基づき評価している。

優秀提案チームに選定されたNumina社とKERB社には、開発支援金としてそれぞれ25万米ドルを授与される。なお、TMFは、今回のコンテストで得た知見や経験を他地域や他国でのモビリティ課題の解消に向けて活用するという。さらに、今後も、人々が心豊かに暮らせる社会の実現に向けて貢献していきたいと述べている。

(出典:トヨタ・モビリティ基金 Webサイトより)

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