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TMJ、横須賀・三浦エリアで実施中の観光型MaaSの実証実験に参画

2021/6/29(火)

警備大手セコム子会社でコールセンターを運営するTMJ(東京都新宿区)が6月25日、京浜急行電鉄と京浜急行バス、NTTドコモの3者が横須賀・三浦エリアで実施中の次世代移動サービス「MaaS(マース)」の実証実験に参画すると発表した。同社は、デジタル化した企画乗車券を販売するスマートフォン向けアプリ「みうらよこすかMaaS」の顧客サポート業務を提供する予定で、事業運営を影から支える。

混雑、密を避けた新しい旅行体験の提供をコンセプトにした実証実験は、6月22日から7月21日までの1カ月の実施期間で実施する。iPhone向けアプリ「みうらよこすかMaaS」で、既存の企画乗車券「みさきまぐろきっぷ」をデジタル化して販売するほか、アプリを通じて観光情報や経路検索、きっぷに含まれる食事券の利用などを可能にする。新型コロナウイルスの感染対策を講じながら、集客力向上を図る狙いだ。

TMJは実証実験で、顧客がアプリの不具合や操作方法で困った際のサポート業務を担う。これまでに蓄積してきたモビリティ事業のサポート能力を生かし、アプリ操作で不慣れな人が多い高齢者を主要ターゲットに、丁寧なカスタマーサービスを提供する。

同社は、モビリティサービスの成否は満足度の高い顧客体験が鍵であると考えており、「最適な顧客接点、応対を設計、提供することで、良質な旅行体験を実現したい」と話した。

加盟店での飲食券、観光施設の入場券などがついたデジタルみさきまぐろきっぷは、品川駅発のみで、大人3570円、子供2580円。ダウンロードしたみうらよこすかMaaSからクレジット決済で購入できる。加盟店、バス混雑状況や、位置情報などに応じたリアルタイムな観光情報も、アプリを通じて取得可能という。

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