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水素混焼ボイラーによる地域熱供給等 東京都港湾局らが共同研究実施へ

2023/5/10(水)

共同研究概要

東京都港湾局ら5者は4月28日、臨海副都心の青海地区において、グリーン水素を活用した事業に取り組むと発表した。

今回の取り組みは、東京都港湾局、産業技術総合研究所、清水建設株式会社、東京臨海熱供給株式会社、および株式会社東京テレポートセンターの5者で実施する。全国初となる水素混焼ボイラー※1による地域熱供給や、水素と太陽光による電力供給モデルの構築に向けて共同研究を行う予定だ。具体的には、水素吸蔵合金※2を活用した地域熱供給への水素混焼ボイラーの実装や、水素と太陽光によるグリーン電力の建物照明等への活用に取り組むという。

※1 都市ガスとともに水素を燃料とするボイラーであり、水素燃焼分はCO2を排出しない
※2 金属が水素を取り込む性質を利用した貯蔵方法であり、エネルギー密度が高いなどの特徴を有する(プレスリリースより)

なお、5者は、2023年度に水素活用に関する技術開発等を実施し、2024年度~2026年度に建物照明の点灯と、水素混焼ボイラーの運転開始を予定している。そして、これらの取り組みによる先進的技術の実装や取り組み機運の醸成を通じて、臨海副都心の脱炭素化を推進していくと述べている。

実施場所



(出典:東京都 Webサイトより)

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