脱炭素社会の実現に向け、企業や自治体において社用車・公用車のEV化ニーズが高まる中、EV充電設備の整備がEV化を推進する上での大きな課題の一つとなっている。

東京ガスは2021年11月、EV充電サービス「EVrest」の提供を開始した。同サービスでは、ユビ電株式会社の電気自動車充電サービス「WeCharge(ウィーチャージ)」のシステム基盤を活用している。



今回のサービスは、同社がこれまでガス空調やコージェネレーションシステム等で培ってきた設備コンサルティングのノウハウとエネルギーマネジメントの技術を生かしたものだ。複数台車両を所有する法人・自治体に対し、EV切替導入やEV充電設備導入に関するさまざまな困りごとをワンストップで解決する。ほかにも、充電マネジメントによるコスト最小化、導入コスト平準化も図るという。

また、グループ会社の東京ガスネットワーク株式会社は、同サービスに基づくEV充電器および充電マネジメントシステムを導入している。まずは関東エリア※で対外向けにサービスを開始し、順次拡大していく予定だ。


なお、東京ガスは、同サービスの提供開始にくわえ、今後も脱炭素社会実現に資する利便性の高い新たなサービスを創っていくという。例えば、太陽光発電との連携や、停電時のBCP(事業継続計画)対応や電力需給バランス調整などだ。