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新会社も設立 JR東日本グループ、ロッカーに予約等の多機能化推進へ

2023/5/11(木)

今回実現する
サービスの概要図

東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は5月10日、JR東日本グループでロッカーにウェブアプリ上での空き状況の検索を充実させるほか、「予約、預入、受取、発送」の一台4役の機能を整備するなどロッカーの多機能化を進めると発表した。さらに、新会社である「株式会社JR東日本スマートロジスティクス」を7月3日に設立するという。

今回導入するロッカーでは、運送事業者やECサイトなどを配送プラットフォームシステムで結びつけることにより、荷物や商品の受け取り・発送など新しいサービスの提供を可能にする。今後3年間で首都圏にて約1000台(約3万口)を導入する予定だ。

また、ユーザーの需要に応じて各種サービスに割り当てるロッカー口数を変動させることで、各駅のニーズに適したサービスを提供する。くわえて、冷蔵機能を搭載したロッカーも導入し、多様な預入・受取に対応できる環境を整備するという。

また、同社は、ECで申し込んだ商品を生活動線上の駅で便利に受け取ることのできるライフスタイルを提案する。将来的には、エキナカ・駅ビルなどの商品を営業時間外に受け取ることができるようにする予定だ。ほかにも、列車荷物輸送「はこビュン」を活用した産地直送の商品の受け取りが可能になるほか、クリーニングや薬局などとの連携を通じてロッカーを拠点とした受け取りを推進するとのことだ。

一方、同グループでは、株式会社JR東日本クロスステーションの子会社である株式会社東京ステーション・サービスのロッカー事業、および株式会社JR東日本環境アクセスのロッカー事業を統合し、新会社を設立する。なお、新会社は、株式会社ジェイアール東日本物流の100%子会社とし、ロッカーと物流の連携を推進する予定だ。

事業再編イメージ

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