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レクサスもEVシフト コンセプトモデル発表-東京モーターショー2019

2019/11/5(火)

今回発表したEV コンセプトモデル「LF-30 Electrified」

今回発表したEVコンセプトモデル「LF-30 Electrified」

Lexus (レクサス)は新時代の電動化戦略、そしてそれを象徴するEVコンセプトカーを発表し、大きな注目を集めた。

トヨタの「愛車」精神と新時代への挑戦

レクサスインターナショナル プレジデント 澤 良宏 氏

澤 良宏 氏


澤良宏・レクサスインターナショナル プレジデント(以下、澤氏)は、米国で誕生してからの30年を振り返り、「常に時代やニーズを先取りしたモデルで豊かな体験を提供してきた」とする一方、2011年に新型GSを米国で発表した際にメディアから痛烈に批判された経験を明かした。そしてそれをきっかけに、レクサスインターナショナルを設立して大胆な変革、更なる挑戦を続けてきたレクサスの歩みを語った。

「いろいろなブランドを経験したお客様が最後に経験し、長くお付き合いできるブランドでありたい」との澤氏の発言は、トヨタの「愛車」精神と非常に深く通じている。所有から共有という変化が押し寄せる中、ラグジュアリーブランドは今後も難しい手綱取りが求められる。その中でレクサスは、新時代の電動化ビジョン「Lexus Electrified」を発表、そしてEVコンセプトモデル「LF-30 Electrified」を世界初公開した。
「インホイールモーターを動力とするEVならではの新しいデザイン表現(プレスリリースより)」に挑戦したとしている。また、意匠面のみならず、サイドウインドウの透過率を自由に変化させる機能があり、景観を楽しみながら走行したり、夜間走行などでは車内のプライバシー性を保ったり、シーンに合わせた利用ができる。そのほかにも、通常走行モードと自動運転モードを車両の外から識別できるよう、フロントフェイスの色や発行パターンを区別するなど、新時代の技術にも対応する機能性を付与している。

インテリア、特にコックピットは「Lexusが創業当初から根幹としてきた『人間中心』の思想をより高次元で具現化」するため、「Tazuna」と呼ばれる新コンセプトに基づいて設計されている。トヨタ自動車のカンファレンスで豊田章男・代表取締役社長が語った「愛馬」の精神を具現化したものだと言える。手綱一つで意思を通わせる人と馬の関係性をヒントに、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを連携させ、視線移動や複雑なスイッチ操作無しに各種機能の制御を可能にしている、とのことだ。

「Tazuna 」コンセプトでデザインされた「LF-30 Electrified」のコックピット

「Tazuna 」コンセプトでデザインされた「LF-30 Electrified」のコックピット


今年11月に新型EV発表 2025年までに全車種投入へ

レクサスの電動化ビジョン「Lexus Electrified」では、電動化技術を用いた車両基本性能の大幅な進化の実現を目指している。今回発表した「LF-30 Electrified」には、モーターの駆動力制御による車両運動制御技術「Lexus Advanced Posture Control」をはじめとする先進技術を数多く採用しており、自由度の高い運動性能を実現した、としている。今回「Lexus Advanced Posture Control」はEVコンセプトモデルのコア技術として紹介されたが、今後HV(ハイブリッド)をはじめとする今後市販予定のラインアップにも続々と採用する予定だ。
そして、プレゼンの最後に澤氏は2019年11月にレクサス初のEV発表を予定しているほか、2020年代前半でPHVやEV専用モデルを投入する計画を明かした。中国や欧州など、特にEVの需要が高い地域から早急に投入していく方針だという。また、レクサスは2025年には全車種にEVを投入し、それらの販売比率がガソリンエンジン車の比率を上回ることを目標に定めている。「愛車」、あるいは「愛馬」として走る楽しみを両立させながらの急速な電動化へのシフトチェンジは想像しているよりはるかに険しい道のりだろう。新しいコンセプトモデルでは走行体験のみならず、ドローン技術を応用したサポートビークルの導入やAIによるバッテリーマネジメントなど、クルマの可能性を広げる提案も数多く見られた。これが将来どのような体験へとつながっていくのか期待したいところだ。

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