東京メトロとナビタイム、「座れるルート検索」機能の提供に向けた検証実施
2025/1/24(金)
東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)と、株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイムジャパン)は1月22日、「乗換NAVITIME」アプリの有料会員限定で「座りやすい号車案内」を試験提供し、将来の「座れるルート検索」機能の提供に向けた検証実施を発表した。
同検証では、「乗換NAVITIME」で東京メトロ線を含む経路検索をした有料会員に対して、表示対象の「座れそうな号車」がある場合、検索結果の一覧画面に「座れる確率の高い号車があります」の強調表示で知らせる。また、各経路の詳細画面には「座れそうな号車」を最大3号車表示し、乗車駅から目的地までの停車駅ごとの着座確率も表示する。
さらに、試験提供中は、「乗換NAVITIME」の画面内で、対象者が参加できる「実際に座れたか体験調査」や「改善要望アンケート」を実施。アプリの利用ログと実際に座れたか体験調査の結果を分析し、行動変容が起きたか、実際に座れたか、といったサービスの効果検証も行う。
なお、両社は、今後も取り組みを推進し、利用者の快適な移動につながるサービスの提供を目指す。その中で、座りやすい号車の案内にくわえ、「1本列車を見送ることで座りやすくなります」や、「急行列車から普通列車へ乗り換えると座りやすくなります」といった提案機能等の提供も検討し、先進的な「座れるルート検索」を早期に実現できるよう、両社の連携を深めていくと述べている。