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東京メトロ、自動運転の実証試験を丸ノ内線で2025年度から実施へ

2023/3/28(火)

東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)は、丸ノ内線において、車掌が先頭車両に乗務する自動運転の実証試験を行うため、2023年4月より試験準備を進め、2025年度より営業運転終了後に実証試験を行う。3月24日付のプレスリリースで明かしている。
同社は、1991年の南北線開業以来、列車自動運転技術とワンマン運転の運行管理ノウハウに改良を積み重ねてきた。くわえて、無線式列車制御システム(以下、CBTC)を2013年から開発し、2024年度に丸ノ内線へ同システムの導入を予定している。今回の実証試験では、CBTCの技術を生かし、自動運転(自動化レベルGoA2.5)の実現を目指す。

さらに、同社は、実証試験に実証試験に用いる車両の仕様検討、自動列車運転装置(ATO)の高機能化を、2023年4月から取り組んでいく予定だ。この実証試験では、車掌が先頭車両に乗務することにより、通常の車掌業務にくわえ、緊急停止の処置や駅間での急病人の発生など緊急事態に対しても従来通り適切に対応していくという。

なお、同社は、これからも安心して利用してもらえる、安全とサービスをより一層向上させ、東京圏の重要な交通インフラとしての役割を果たしていくと述べている。

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