東京メトロ、リアルタイム混雑状況を千代田線北千住駅・町屋駅で表示
2024/12/17(火)
東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)は12月16日、混雑の平準化を推進するため、千代田線の混雑区間である北千住駅と町屋駅のコンコースに設置するディスプレイに号車ごとのリアルタイム混雑状況(代々木上原方面行き)を表示することを発表した。
今回の取り組みでは、北千住駅に設置したデプスカメラで、リアルタイムに実測した号車ごとの混雑情報を基に、北千住駅コンコースでは、「乗車後の各駅の混雑予測」を2024年12月16日から、町屋駅コンコースでは、「到着する列車の実際の混雑」を2025年1月中旬からそれぞれをディスプレイに表示する。これらにより、千代田線の同駅から代々木上原方面行の利用者は、ディスプレイの表示をもとに、空いている号車を選択することが可能となる。
また、今回の取り組みは、2022年度に東西線早稲田駅、2023年度に半蔵門線青山一丁目駅で実施した実証において、リアルタイムに混雑情報を提供することで空いている号車への移動を促す効果が認められたことを踏まえて行うものだ。スムーズな乗降による遅延縮小の効果検証も行っていくという。
なお、東京メトロは、今後も利用者により安心して快適に地下鉄を利用してもらえるよう、引き続き、分散乗車・混雑平準化に関する取り組みを進めていくと述べている。